【断食】厄年だから『ファスティング』で緩みをブッ飛ばしてみた②【ダイエット】

やってみた・やらかした

前回に引き続き、ファスティング時の記録(1日目)をまとめたものになります。

人間飢えるとこんな感じになるんだな、と思って見て頂ければ幸いです。

1日目 12月30日 ~大後悔時代の幕開け~


※前日から準備段階で食事を減らしており、いよいよ本格的なファスティングに入る。

7時

 起床して身支度。昨日の影響で空腹を持て余す。


8時
朝は食べるルールにのっとり軽めの朝食。
十六黒米のごはん、卵、ネギとわかめの味噌汁、白菜の漬物。


昼まで優雅に本を読んで過ごし、白湯を飲む。やたら飲む。

もう既にコーヒーが飲みたい。 

でもファスティングにカフェインは良くないとかで飲めない。

12時半

 同居人氏の昼ごはんを無の表情で見つめる。
猫のウェットフードってシーチキンみたいな匂いがするんですよ。
ご存知でした?

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昼食・白湯

13時

既にかなり空腹。まだ家なのに。まだ旅立ってもいないのに。

出発前、ホテルへ持ち込む装備の最終確認。

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所持金785円

年始の小学生の1/30くらいしか持ってない。もうかなり大人なのに。
ホテル代は先払い、電車はICカードで払うので、本当にこれだけ。

カッとしてつい飲食店に飛び込まない為の防衛策。

 14時

バス~電車で移動を開始。駅前でワッフルの匂いに歯軋り。
ハンバーガー屋のポップに【松阪牛使用】とあるのを見て「正気かよ」と毒づく。

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ガラガラの車内

やってきた電車はかなり空いていた。

停車ごとに人が少しずつ増えるも、普段に比べれば驚きの広さ。


途中、海が見えた。どこまでも続く海。
焼いた貝に醤油垂らして食べたいなあと遠い目をする。

そのうち、強風のため電車が止まった。
でもそんなことはどうでもいい。どうせ早く着いても何も食べられない。
心が荒んでいるので拗ねた目で外を眺める。

乗り換え途中の蕎麦屋の香りに爪を噛み、
ホテル最寄り駅の焼肉の文字を見てその辺の石を蹴る。


飢えが理性と優しさを粉砕するのを初めて知った。

 16時

 ホテルに到着。

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今回お世話になるSakura Garden Hotel(桜ガーデンホテル)


こちらではファスティング用のプランが用意されているのだ!

無論、正月の間も!


早速部屋に入ると命をつなぐ水が置いてあった。

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1日分の酵素と水

グラスに入った酵素を夜3杯、朝1杯4~6倍に希釈して頂く。
あとは水を2リットル飲む、ごくシンプルなプラン。

因みに用意されていたのはこちらの酵素。説明書付きだった。

しかし。これらが命を刈るために研ぎ澄まされた刃にしか思えない。

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お腹空き過ぎて後悔が凄い。既にもう帰りたい。


こんなもんで空腹が収まるか!店主を呼べ!

脳内のが海原雄山が大暴れしているが、これも自分で選んだ道。
来年の本厄に向け。緩みに勝つため修羅の門を潜ったのは自身なのだ。 

16時半

夕飯に少し早い時間ではあるが、空腹に負けてまずは一杯目。梅味の酵素を飲む。

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梅味・希釈前

一口飲んだ瞬間、この味はエステのお姉さんに捕まって買ったことがある味
なのを15年越しに思い出した。

あれは完全にキャッチだった。

それでも、何もかも皆懐かしいと思える程度に時は経っている。 

味がするものを口にして少しだけ人間性を取り戻した。良かった。

この隙に持ってきたものを配置。

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本もストイックなラインナップ

パソコンとタブレット、付随する充電器がかなり重かった。
肩が3個くらい取れるかと思った。

入浴剤、ネックウォーマー、塩タブレット、ワセリン、眼鏡。

そして欠かせないのが足を冷えから守る厚手のタイツ。

経験上、ホテルのパジャマは貧弱としか言えないガード性である。
加えて、どれだけエアコンで部屋を暖めたところで足元は寒い

これを理解できていないと詰むのである。

装備も整い、やれやれと落ち着いた瞬間、空腹は笑顔で手を振ってくる。
急に顔を見せにやってくるのが母親と空腹。本当に勝手に来る。


……そう言えばフロントで謎の小袋を貰ったんですよね。

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貰ってた

これはもしかしてチョコ……的な?な?
貰ったものは食べて良いルールですし? 

仕方がないですよね。

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夢を見たの


普通にアメニティだった。

冷静になれば解ったはずだ。泣いてない。
まだこれを口にするほど壊れてない。大丈夫。

17時

 冷えてきたしここは風呂だ。風呂で気を紛らわせるしかない。
体重をとりあえず記録する。

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50.3kg

風呂に浸かりつつ「京極夏彦なら断食中も大丈夫」
謎の太鼓判を押された『虚談』を読む。


なのに早速スイートポテトがでてきた。話が違う。

17時半 

まだ夕飯の時間じゃない。早過ぎる。解っているが2杯目の酵素を飲む。
風呂から上がった瞬間飲む。

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スタンダード味・希釈前


虚ろな顔で失礼します。こちらはレモン味っぽい。

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空腹が顔に出ている

レモン……。檸檬酎ハイ飲みたいしゲソ焼きが食べたい。
こんなにも食べ物のことを考えたことは無いかも知れない。

18時

note用の記事を書きつつ、塩タブレットを齧り白湯を飲む。
おまえたちだけが友達だ。
まずは水1本目(0.5L)を飲み切る。

19時

家電芸人見たさにアメトーークを流し見する。まんまと焼き芋が出てきた。

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アメトーーーーーク

スイートポテトと組んでやがったな……。そんな妄言が口から飛び出す。
耐えきれずに3杯目の酵素を飲む。これで今日の食事は終了だ。



続いて画面には焼き立ての食パンが出てくる。やめろ!やめてくれ!

耐えきれずテレビを消し、素早く高級食パンについて調べ始める。

へえ、地元にはこんな店もあるのか。
ふわふわの食パンに思いを馳せる。


もう誰も僕を止めることは出来ない。未だ使った事がないウーバーイーツを開く。

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初めて開いた

『この住所は距離が遠すぎます。正気ですか?』

そんな内容に窘められ、そっと画面を閉じた。

20時半

白湯を飲む。これで2本目(1L)消費
とにかく空腹だ。集中力何もない。

何も書く気にならない。パソコンになんて向かってられるか!
タブレット2個目を口にしてベッドへ飛び込む。

22時

電子コミックでカレーの話を読んでしまう。

案の定カレーが食べたくて気が狂いそうになってきた。

白湯を飲む。白湯しかない。
気を紛らわせようとパソコンに向かい狂い豚カレーのPOPを作る。

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どこかで見たPOP


カレーが食べたい。
ビリヤニが食べたい。

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脳裏に浮かぶ何か

そうだ、前から行きたかった店について調べよう。
この戦いが終わったらその足であのビリヤニの店へ行こう。

これで楽しみが出来るってもんよ!

普通に正月は開いてなかった。

23時


全てを諦めて就寝。

その3・2日目 12月31日~好転反応との闘い~に続く

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