姫(50代父)と じいや(30代娘)の鹿児島マラソン旅 ~1日目~

行ってみた

『○○マラソン当選した★』

姫からの突然のLINE、これがいつもの長い旅の始まりである。

姫こと父 (50代男性) のこのお言葉、即ち

『そちらでプランを組み、全ての予約をし、尚且つ一緒に行って案内してね』

と言う事だ。因みにじいやに拒否権は無い。基本的には無い。

じいやこと私 (30代女性) はLINEを見た瞬間、
返事をする前に、とにかく素早くホテルを探すのである。

マラソン大会がある=残り少ないホテルが凄い勢いで埋まる。

大体マラソンの抽選発表があった直後に探したって、
スタート地点にアクセスが良く、価格帯が手頃なホテルは軒並み埋まっている。
大半の人がマラソンにエントリーした時点で良いホテルを押さえているからだ。
誰だってそーする。おれもそーする。

残った枠を、姫と同じように抽選結果を見てから、と思っている人が一気に予約し始める。
基本的にこの人たちとの戦いになるのだ。
キャンセル枠を狙い、やたらと値を上げてくる某ホテルを切り捨てて、
隙を縫うように探す。探す。とにかく探す。姫の希望に応えるために。
そして途中で1人静かにキレる。

「だから!エントリーする前に言え!」

ホテルは観光地両方にアクセスおよび都合が良くなくてはならない。
ドミトリーはもってのほか。
民宿はNO、カプセルホテルもNO、安いビジホもNO。高すぎるのもNO。

姫は「値段はそこそこで~。でも綺麗で~。できたら大浴場があるホテル★」を所望なされる。

なんとか折り合いをつけてホテルを押さえ、ついでに姫用に飛行機を予約する。
私は新幹線の方が便利なので新幹線移動だ。ビバ九州新幹線開通。

それが終わると観光地のリサーチ。姫の希望を聞きつつ計画を練る。
今回ご所望があったのは

・桜島行きたい

・西郷隆盛関連の場所
・白熊食べたい


あとは任せるとのことだ。

今回は前日エントリーが必要ないのがありがたい
(都市部のマラソンは前日受付で、それで結構時間を取られる)。
これならば予定が立てやすい。

任せると言うなら任せて貰おう。いつものことだ。

何はともあれ西郷どん


姫は飛行機、私は新幹線移動。

空港まで迎えに行く気力はないので
「この時間に出発するこのバスに乗って鹿児島駅に来るように」
と指示を出し、先に1人ホテルの確認へ。

なぜなら私はかなりの方向音痴。
しかし姫をスムーズにエスコートする必要がある

なのでホテルに先に行き、場所確認&荷物を預けるのだ。
(姫はホテルに荷物を送っている)

鹿児島駅で無事合流したら、さあ観光に出発。


鹿児島市街地にはまち巡りバスなる路線バスが走っていて、
一周60分、20分置きに走っており一日乗車券が500円と非常に観光地を回りやすい。
今回はこちらを活用させて頂きつつ3日間観光する予定だ。

まち巡りバス | いわさきコーポレーション (iwasaki-corp.com)

ひとまず、リクエストの西郷銅像前からスタート。

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薩摩義士碑、西郷洞窟前を徒歩で移動し西郷どんに思いを馳せ

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バスで移動。西郷隆盛終焉の地で手を合わせ、城山のてっぺんへ。

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城山公園展望台から市街を眺める。桜島めっちゃ主張してきとる。

鹿児島ラーメンを食べに行こう

その後、街へ戻る。それぞれ昼ご飯は早かったし、明日はマラソンなので
それに備えて早めの晩御飯について考えつつ。

姫は鹿児島ラーメンをご所望されたので
愛しのローカルごはん旅 もう一杯に出てきたお店を紹介。

姫とじいやは揃ってたかぎなおこさんのファンな為、
隙あらば「なおこが行ったところに行こう」と足を運ぶ習性がある。

姫の「じゃあここが良い!」の一言で決定。
くろいわラーメン本店を目指すことに。

17時過ぎと早い時間だったのでスムーズに入店。
大根の漬物が出てくるのでそれを齧りつつ待つ。

きた。鹿児島ラーメン。

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どう見ても美味いやつがきてしまった。

鹿児島ラーメンの見た目は一見こってり。
食べてみると意外とあっさり。


好みのラーメンに出会った麺食いの二人、一気に完食。
美味過ぎた。姫はスープも完食。

鹿児島名物 味のくろいわ【くろいわラーメン】 (kuroiwa-ramen.com)

天文館むじゃきの白熊は蜜の味

ラーメンでいい具合にお腹が膨れたところで
姫が所望しておられた白熊を食べに『天文館むじゃき』へ。


こちらも先述の 愛しのローカルごはん旅 もう一杯 に出てきたお店である。

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ふわっふわの氷にあまーいミルクと蜜。
さらに白熊の名の通り、フルーツで描かれた白熊。

これまた好みの味で「この大きさはきついかも」と思っていたものの、勢いよく食べる二人。

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氷白熊(しろくま)の本家 – 天文館むじゃき (mujyaki.co.jp)


しかし一月。寒い。店内だけど上着を着たまま食す。
美味い。美味過ぎる。ラーメンも白熊も好み過ぎる。
これはまた食べに来たい。なんてきゃっきゃ言ってたら、
ここで姫から衝撃発言。

あ、そうだ。明日のマラソン、今回はやめとくわ
 
……なんて?

色々考えたけど~。現地まで行くのしんどいし良いかなって

でたよ。姫の気分屋さんが。

参加費は支払い済みだから良いとして(開催側からしたら良くない)
こっちは残り2日分、計画の練り直しである。

「じゃあ、明日はマラソンには行かないのね?」
「うん。その方がゆっくり観光出来るでしょ」
「そう…だね…」
「白熊美味~い」

ゆっくりもなにも、計画立ててる時に言ってくれ!!

しかし、よくあること。じいやはめげずに姫の為に計画の練り直しをしたのであった。

次回姫(50代父)と じいや(30代娘)の鹿児島マラソン旅 ~2日目~に続く。

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